CB350Fのシリコン整流器の思い出

いやぁ~。暑い(-_-;)
 
近場にも乗っていく気力もない。
 
先日、サイドカバーを開けて少し掃除をしたときのこと。
 
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真ん中に写っているのは、シリコン整流器。
 
そういえば。。。
 
このバイクを買ってすぐに仲間と、一泊のツーリングに行った時のこと。
信号で止まるとエンストするようになり、光り輝いていたニュートラルランプが風前の灯火のようにいまにも消えそうな光り方になっていた。
とうとうエンジンがかからなくなってしまったため、近くにバイク屋を探すにもなく、やむを得ず自動車修理工場に行ってみた。
ここには、該当のバッテリーはないので、知り合いのところから、新品のバッテリーを持ってきてくれた。
充電してあったバッテリーをつけたら、エンジンは問題なくかかったため、エンジンがかからなくなった原因はバッテリーだと自分の中では結論付けた。
 
その後問題なく宿に着いた。
 
翌日家路に帰る道のりで、気分良く乗っていたら、だんだんエンジンに力がなくなって行くではないか。昨日と同じように、ニュートラルランプがか弱い光を放つようになってきてしまった。バッテリーのせいではないことがこの状況になって初めて分かった。
もう、これ以上走れない。。
 
たまたま、近くにあった、昔からやっている雰囲気を醸し出しているバイク屋が目に付いた。
 
そのバイク屋で見てもらったら、シリコン整流器が終わっているとのこと。
「この部品の新品はないなあ~」とご主人は言う。
このままでは、今日乗って帰ることはできないので、一緒の友人に、この近辺で泊って行くから、帰って頂戴と言おうと思っていたら、そこのご主人、奥に入っていき、古い部品を持ってきた。CB500Fから取った部品だという。
その部品をつけて、エンジンをかけたら問題なくエンジンがかかった。
 
この時は、本当に涙がでるくらいうれしかったことを覚えている。
 
修理代はコーヒー代程度でいいよと1000円しか受け取らない。私の気持ちは、泊りも覚悟していたので、もっと払わせてと行ったが、受取っていただけない。
本当にありがとうございました。
 
神奈川県伊勢原市にあるバイク屋さんでした。
 
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この部品も古いものなんで、新しいものを用意しておいたほうがいいとのご主人の忠告に、その後すぐ新品を購入した。
 
あれから14年経つが、まだこのシリコン整流器は問題なく使えている。新品のシリコン整流器は、今でも大切にしまってある。